戊子年の年頭にあたって

あけましておめでとうございます。
年末年始は寒波の影響で大変冷え込みましたが、
みなさんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
昨年は、アフリカや中東での地域紛争の激化、
そして年末のブット氏暗殺に象徴される、非常に不安定な年でした。
経済面でも、サブプライムローン問題による世界的な株価下落が続き、
また、原油や穀物が投機の対象となって価格が高騰するなど、
市民生活に深刻な影響を及ぼしつつあります。
さらにアル・ゴア氏が「不都合な真実」で警鐘を鳴らした
地球温暖化も深刻さを増し、異常気象が頻発しました。
年末にバリ島で開かれた国際会議(COP13)では、
二酸化炭素削減への方向性が確認されましたが、予断を許しません。
一方、国内的にも昨年は政治、経済、社会のあらゆる面で激動の年でした。
とりわけ相次いだ食品偽装問題、消えた年金問題、そして防衛省の汚職問題と
ある意味、国民が騙され続けた1年だったのではないかと思います。
これらの問題は、いずれも行政の責任が厳しく問われているものであり、
地方自治体の長として、身を引き締め仕事に臨む決意です。
マニフェストで示した「税金を1円たりとも無駄にしない」
「行政は最大のサービス産業」「市民の協働参画の推進」「徹底した情報公開の確立」
という市政運営の基本を大切にしたいと考えています。
これらを踏まえた事務事業総点検と、行財政改革プログラム、
現総合計画第8期実施計画の確立とともに、次期総合計画の展望を示し、
それらを支える市の機構改革、適材適所の人材配置で、
新年度から改革を一段と進めて行きたい、と考えています。
今年は戊子(つちのえ・ね)の年です。
あたらしい生命がめぶき、子孫が繁栄する年といわれています。
あたらしい種を蒔きあたらしい芽が育つ、こうしたことを、
公共サービス分野においても、是非とも実現していきたいものです。
そして、今年は八尾市制60周年を迎える年でもあります。
記念すべき年をすべての市民と共に祝いながら、
市民と市職員、地域経済を支えるみなさまとの共同で「八尾の奇跡」をおこし、
真に繁栄の年としていきたいと考えています。
田中誠太は精いっぱい頑張りますので、今年もよろしくお願いします!

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